ブータンのGNH(国民総幸福量)と日本の違いについての考察から見た、私達が幸せ になる6つのポイント







駅ナカ雑誌にもあったのだが、イケメンのワンチュク国王夫妻の話で有名なブータンのGNH(国民総幸福量)はご存知だろうか?

これはGNPという、経済消費や生産という項目の数値が必ずしも幸福に繋がらないという考えのもと、国民の内面を数値にしてあらわす政治政策手段である。

日本では自殺者が多い。それは健全といえようか?国民の喜び、怒り、生活をかんがみるというスタンスのもとに作られている。

ではブータンと日本と比べるとどうだろうか?

日本の幸福が低いと感じるそうだ。過去のランキングでもブータンは9位と上位にいるが日本は90位である。

GNHは地域からピックアップした何千人に5時間ものアンケートを調査する。個々人が良いと書けば良い点となるのだから。

日本が低い理由としては、欲求が多く、満たされにくい環境である。また、負の感情に陥りやすい環境である事が挙げられる。


元をただせば、資本主義とは、富を得る者、富を得ない者の格差を生み出すシステムである。

社会に嫉妬や怒りを持ち、あらゆるメディアが利益を得るために欲という情報を押し付ける。

その為、ブータンの人に比べ情報量が多い為、情報の取捨選択が煩雑になり阻害している。

次に、資本主義は利益があって初めて進む。現状のように何かを行い、達成すれば伸びた高度経済成長時代では無い為に何かを達成してもそれが成果には結びつ かない。

この2つの環境の面で、元から構造的に悪い面がある。
では、日本の全ての人が幸福ではないというと、そうではない。幸福の捉え方で幸福になる。幸福とは人の意識が決めており、充足を得やすくする事や負の感情 に陥らないようにする事で転換してゆくのだ。

欧州も資本主義ではあるが、充足が高く、GNHのランキングは高い。つまり、国民を安心させる政策という観点がより働いている。それが国民の1人1人の価 値観を変えてもいる。病院の費用は無料といった事も、人口増加を促したりと分かりやすい政策だろう。

しかし、そういう、政策的な観点に頼るだけでは傍観者である。

日本人がきおつける個人のポイントをおさえると、より幸福を感じやすくなるだろう。

6つのポイント

1.そこにある幸福に気づく
幸福は春なら桜など、季節を感じ忙しい毎日でも安らぐ瞬間を意図的に探す。その瞬間に満ち足りる気持ちを生みやすくする

2.日常の価値に気づく

関東大震災で何ごともなかった日常が一変した。日常生活がどれだけ大切で当たり前ではないという意識が大切な事に気づく。そこには幸福を探す、気づかせる 気持ちがある。

3.あるべきを解除する

物事を決めつける人は怒りっぽい。そこにあるべきと何故思うのかを解釈し、転換させる。怒りは無意味である

4.トレードオフを認識する
嫉妬は他人との比較だが、嫉妬ね相手も苦労や犠牲を払っているという認識で中和する。

5.安易な結論づけを改める
少数の出来事から安易に一般法則を作り上げて決めつけてしまう。半端な判断では事実と異なる場合が多い。しっかり聞いて、調べて話す程、理解は深まり物事 を冷静に判断しやすくなる。

6.今、なすべきことに集中する。

後悔や不安は少し先の未来に注力する。あれこれ過ぎた事は変えれない。しかし、今、現在は変えれる。実行可能な一歩の方が大きい。考えても仕方がないこと を考えないということに尽きる

以上のような六点で私達はすでに幸福へと歩んでいるのである



元のページに戻る。