「感情の法則」








神経症の治療法に森田療法という、感情の法則があり、「感情は放っておけばだんだん収まってくる」 というのがある。
不快な気分もいづれは収まる。嫌な感情は放っておく。
引きずる人でも、次第に収まる。

感情とは生き物でそこに論理はない。なんでそんな事を思っていたんだろうと、後から考えたら、分からない。
恋は盲目にというフレーズなら分かりやすいだろう。良い感情であればいいが悪い感情では気分が悪くなる。

ではどうすれば、いかに早く悪い感情をおさめれるかがポイントとなる。感情を放るのだ

対 策1
自分の優位性を保とうと しない


理由
感情として人は優位に立とうとする流れは自然である。

親だから、上司だから、長年経験しているんだからという立場からここでは一歩下がり、「それもそうだね」と言いましょう
。心の中でも良いです。感情は強圧的な物には対抗しようとします。

いわゆる子供の反発に似ており、大人なっても感情に関して言えば、制御の効きにくい自然な反応です。
大人とは感情を制御しているのです。

「それもそうだね」このひとことで自分の意見に固執せず、リラックスさせ柔らかい感情にします。

悪い感情の根源は、「〜であるべき」という should思考で、相手を悪として見る一つの見方による固執です。
ベストを尽くすべき、完璧であるべき。社会が高度化するほど、仕事とは効率化や利益を求められメール等で
やりとりして顔合わせもない。しかし、人間は感情で生きる為、素直な人間のやりとりをよしとします。

「〜だといいな」のwish思考にしましょう。
固執しない感覚が自分を変え、強くする方法です。


対策2
固執した悪い感情を与え る人は放っておくしかない

理由
固執した人の中でも感情で怒ったり、よく話しが分からない感情を伝える、
一種パニックな人が世の中には一部います。この感情にまともに向き合うとダメです。
また、言っているな〜という程度と思いましょう。
悪い感情は悪い気持ちを伝播させるので注意が必要。
特に周りを巻き込むタイプである場合、最悪病気になります。

基本的に他人の感情は変えれません。

相手を変えるのは自分以上の労力が必要で、必ず報われるものではありません。
良く、〜してあげたのにと言う人がいますが、本人は願ってないかもしれません。余計なお世話であるほど反発しこじらせます。

自分の対策にも限界はあるので、悪意に充ちている場合のあまりにもひどい場合は、社会的な助けを求める動きをしましょう。

友人、同僚、上司、上司の上司、会社、人事、労働局

あくまでも仕事はたんたんとこなしましょう。感情は放っておき向き合わない

対策3
感情コンディションを整 える

理由
ロボットではないので、自分の体調に波があるように感情にも波はあります。
悪い感情の時はやはり、固執しがちです。ではどう良くするのか?

悪い感情というのは、自分の気持ちと向き合い続けている。気持ちは周りから見て確認できないし、
あくまで自分の内向きな世界でああだ、こうだと悩む事。解決はしない。イメージトレーニングは大事だが、
実際に自分が動かない事には何も周りは動いていない。ただ、動いて変わるかどうか分からない。
だからやめようというのは、内向きな感情で自問自答を加速させる。余計に悩む

だから、なんでもいいので、体を動かそう。悪い感情は次第に空っぽになってくる。外に向いて動くからだ

例えば忙しい人はああ〜時間がないと、目の前に起こる事に次々向き合います。はたから見ると、
外に外にに次々こなしているのです。それが外に向くという事で、内にこもる感情と向き合う暇がないからです。

すなわち悪い感情を放っているという事でそれが大事。たんたんとこなせば、まず自分の中で感情が安定します。それは周りにも伝わります。感情は伝播するも の。

安定は安心であり、支えなのです。仕事は誰だっていつかはスムーズに出来るもの。
コツコツ積み重ねるしかないのです。逆を言えば出来ない仕事はないのです。
あなたが出来なくてもどこかでやれるように周りが手助けしている場合もあります。仕事は進める事で事態は進行します。

対策4
よく、白黒つけたり敵、 味方というような判断をしますが、この意識を捨てましょう。

理由
決めつける生き方は楽です。しかし、自分を拘束し周りを拘束します。

確かに意見が合わない人や理不尽な人もいます。そこに敵という感情をぶつけても、余計たぎらせるだけです。
黒でも白でもないグレーであり意見が近い、遠いというあいまいな状態であれば感情は安定します。
グレー、つまり敵でも味方でもないなら、何も感情的になる必要もない

また、仮に敵だと思う人に対して何か作成物確認やアクションをする際には100パーセントであるという自分の根拠を洗いだしてみよう。
実際に100パーセントなどないと思う。決めつけた感情は固執だ。
あくまでも半分でも通ればいいなという観点で望もう。
ここで、裏技で向き合わず逃げるという選択肢が出来ない場合もある。とりあえず、やらないよりもまし、と腹をくくりましょう。

対策5
とりあえず、笑って見 る。

理由
笑うというアクションも伝播します。しかし、いきなり笑うなんてと思うでしょう。

笑えない場合は会釈や挨拶でもいいです。誰かと会う時の初動動作を変える事で、不思議と変な空気が流れます。

あれ?こんな事しなかったのにとか、思う場合もあるでしょう。
出来れば笑顔がいいのですが、何か良い事あったのか?とか思いひがみや
悪口を言う人もいるかもしれないですが、理由なんてないのです。

勝手に相手は理由づけしたがりますが、それこそが感情という生き物。
しかし、この感情の生き物に思い悩むのです。

いつもつれないんで、笑顔にしてみましたなんて事を言ってもいいでしょう。
バカか?と言われるかもしれませんがそれでいいのです。
なにもしないよりましです。
もともと変わる可能性は少ないのですから。

そういう繰り返しの中で本音が聞けるきっかけになるかもしれません。

言いたい部分や尊重してもらいたい部分が伝わるかもしれません。
でも根底では〜であったらいいな〜というwish思考の気持ちがあるので伝わらなくてもいいのです。
100パーセントの白・黒はないのですから

あくまでも外に目を向けるという視点で作成してます。感情の放置ですね。

一息、周りを見る視点も体をリラックスさせるからです。人は良い所だけに目がいきがちですが、
悪い所もこなしながら仕事をします。それを理解し、固執せず長く働いていきたいですね。固執は病気の元です

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